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蜜蝋の脳内のカオスが生み出してしまった、家鴨の空丸高新旧4番に関する妄想の産物の暫定的な置き場となっております。 ホモ、ヤオイ要素が土台となっております。嫌悪感を抱く方や苦手な方は閲覧をご遠慮ください。 また、著作権者様、出版社様とは一切関係がございません。 無断転載などはご遠慮ください。
2024/11/13 [15:30:25] (Wed)
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2009/05/28 [11:59:10] (Thu)
北住とクズ高の試合をみたら、バスケがしたくなって、学校に行った。
誰もいないと思っていたコートには、ゴリラみたいな人がいた。
朝、映画に行こうと電話をかけてきたのに、何でこんなとこにいるんだろう。そう思って尋ねたところ、部員全員に断られたと言っていた。見たいと言っていた映画のは、今流行りのラヴコメだ。そりゃあ断られるヨ。

すたじおとやらに行くと言っていたトキワが、体育館にきた。
話を聞いたところ、いつになく燃えてやがる。
力付くで入部させたコイツは、自分で思っているよりも、不器用で熱い男だ。
バンドとバスケ、両方をバランス良くできる程、器用な人間じゃねえ。
俺のしつこい勧誘によって入部したこいつが、バスケに夢中になってるのを見ると、自分の選択が間違ってなかったと思えるんだ。

軽くハンドリングをしてたら、横から視線を感じた。チバさんだ。
まぁ、オレとチバさんしかいないんだけどネ。
俺がバスケに積極的になると、この人はびっくりするくらい嬉しそうな顔をする。
かと言って、それが理由でバスケしてるわけじゃないけどネ!

「なぁトキワ一個だけ聞いていいか?」
「なんですか?」
「………………。俺もバンドやったら彼女できるかな?」
「冗談やめてくださいヨ」

バスケ、楽しいか?そう聞こうと思ってやめた。
バスケに夢中になっているコイツが、俺はどーにも気になるらしい。
こいつは男だってわかってんのにな。

聞きたい内容はそんなことじゃないだろうナ。
押し付けがましいこと聞けなかったってところデショ。
顔や態度に似合わず意外に繊細で、そんな部分を隠してオレ達を引っ張ってくれるチバさん。
彼に抱いてる気持ちが、チームメイトに対するそれじゃ括れないもののになりつつあることに気付いたのはつい最近だ。

タップをしているチバさんに声をかけた。

「ネ、チバさん」
「あ?」
「練習キリのいいところであがって映画行きましょうヨ」
恋愛映画は好きじゃないケド、マァ、たまにはいいデショ!

====
6巻のあのヒトコマからでした。
まだお互いの気持ちを確かめ合う前です。
更新宣言から1ヶ月経っていることについては…、言い訳のしようがありませんっ…。ごめんなさいっ´`
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